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PS5を4K UHD Blu-rayプレイヤーとしてオススメしない理由

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PS5を買った あまり買う気はなかったのですが、ヨドバシ.comの抽選に当選してしまったので、PS5を購入することにしました。 良い点 ・UHD Blu-rayのビットストリーム出力は可能 発売前にドルビーアトモスやDTS:Xの出力に対応しないというニュースがありましたが、UHD Blu-rayについては、ビットストリーム出力が可能なのでDolby AtmosやDTS:Xを出力し、AVアンプ等で再生することができます。 ・BDAV形式のディスクを再生可能 Blu-rayには、ビデオソフトとして販売されているBDMV形式と、録画機で保存するときに使うBDAV形式の2種類のディスクが存在します。 今回、BDAV形式のディスクの再生を確認できましたので、録画機で作成したディスクを持っている人もご安心ください。 悪い点 ・UHD Blu-ray読取り音が大きい UHD Blu-rayディスクを再生すると、非常に耳障りな音が筐体から発せられます。 PS5からリスニングポジションまで3mほど距離をとっていますが、映画の静かなシーンで気になるレベルです。 これは、プレイヤーとして致命的な問題でしょう。 ちなみに、通常のBlu-rayディスクの読取り音は小さいです。 回転数の違いによる差でしょうか。 ・24P出力に非対応 PS5は24P出力に対応していません。 私の環境では60Pに変換されて再生されます。 映画は24fpsで撮影するので、60fpsに変換してしまうとカクカクとしたフィルム感が失われます。 結論 PS5をUHD Blu-rayプレイヤーとして購入するのはオススメしません! 素直に専用プレイヤーを購入しましょう。

1万円で買えてPCに繋げるアンプ Alientek D8 のノイズを改善してみた

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きっかけ AliExpressでAlientek D8というフルデジタルアンプを購入しました。 192kHz/24bitに対応・XMOSチップを搭載しUSBでPCと繋いで外部オーディオインターフェースとして使えるのにたったの1万円と、破格でした。 フルデジタルアンプとは フルデジタルアンプ(FDA)というのは、音声信号をデジタルのままアンプICに送る方式のデジタルアンプを指します。 一般的なアンプ(デジタルアンプを含む)は、DACでデジタル信号から変換したアナログ信号をアンプICに送るのですが、デジタルアンプは増幅の仕組みがデジタル信号と相性が良いので、これを省くことで音質劣化を少なくするのが目的ですね。 ノイズが多いぞ… 到着後、FostexのFe-83Enを使用した自作スピーカに繋いでみたのですが、ノイズが多い。 能率の高いフルレンジスピーカというのもあって、ノイズが無視できるレベルではなかったので、改善する方法を調べることにしました。 情報収集 英語ソースでしたが情報がありました。 Noise, hiss filter - inductor betwen DC socket and 5V DC regulator FDA: Alientek D8 改造写真 (Google Drive) どうやら、電源部分がお粗末でDCDCコンバータからノイズが発生し、アンプの電源部に混入しスピーカのノイズの原因になっているようです。 対処 アンプの電源部に2A32uHのコイルを入れ、そこからDCDCコンバータへ行くパターンをカットし、電源入力部からDCDCコンバータまでジャンパ線をつなぎました。 これにより、DCDCコンバータで発生したノイズをコイルで減衰させるという算段です。 改善! 改善しました!ノイズは体感で半分くらいになったでしょうか? 数百円の部品代で改善できたので良かった! 音質(おまけ) フルデジタルアンプということもあり、ハイレゾ音源の持つ情報を余すことなく引き出してくれているように感じます。 ハイレゾ全般に言えますが、中低音がいいですね。 空気感がCDよりもよく伝わってくるんです。 1万円でPCに繋げるだけでこれだけの音が出れば満点じゃないでしょうか。